実用例 当技術を応用した製品に、風向風速計が有ります。光進電気工業(株)の風向風速計には、当技術 を組込んだ製品があり、既に約10年の稼働実績があります。 風向風速計は、その必要性から高所、ビルの屋上、鉄橋の最高部、船のブリッジの屋上、等に設置 されます。当然、荒天の際、雷が直接落ちてきます。(直雷) 流石に、厚さ1cm異常の鉄の鋳物でできたケースに納められた電子基板であっても、基板上のマ イコンは暴走して、動作は停止しする事がありました。 風向風速計が停止すると; 1: 鉄橋では、晴て無風であると感じられても、風向風速が分からないので、列車は鉄橋を渡れま せん。 2: 船舶は、風向風速計が動作していないと天候を判断できないので出港できません。 3: 高速道路では、風向風速計が停止していると、危険な強風の検知ができないので、速度制限が 最低速度となります。 4: 福島の原発の事故の後に設置されていた風向風速計が停止した事がありました、もし放射性粒 子が風により飛散した時、方向と風速が分からないと対策できないと、始末書が必要でした。 これらの様に、悪い環境に置かれている観測機器で、動作していないとならない機器は他にもあると 思います。 屋外では雷は直接の脅威ですし、建屋が有っても、商用電源やアンテナの配線を通じて、雷からの派 生信号や誘導雷は入ってきます。 当、リバイブ・システムは、この風速風向計の様に、止まってはならない、機器を実現するお手伝い をします。 |
![]() |
光進電気工業製
コーシンベーン |
![]() |
コーシンベーンの基部分の図 雷の電流は、黄色の矢印の様に流れ、鋳物のシ ールド・ケースの中でも誘導電流を発生して、電 子基板に影響を与えて電子基板上のマイコンを暴 走させ、機能を停止させます。 当リバイブ技術の適用で、マイコンが暴走した ままになる事は皆無とする事ができました。 この雷耐性の試験中、電子基板から長いワイヤー を通して表示器、兼、記録装置に接続されていま すが、この表示器に使われているフォト・アイソ レータを降圧パルスが飛び越し、表示器にダメー ジがでました。 この弱点が顕在化したので、補強がなされ現在の 製品には問題は有りません。 |